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『うらしま太郎』
昔話というのは、口伝によって伝わり、後世の時代に、書物に書き留められ編成されたものが多い。 このうらしま太郎も、室町から江戸時代に成立した『御伽草子』に書き留められたお話である。 ほかにも、「古事記」や「日本書紀」など多くの昔話の原作が記されています。 また、御伽草子で書かれている「うらしま太郎」と今の昔話「うらしま太郎」と少し内容が違っています。 このように初期の原作と現代の昔話でさえ話が変わっているのだから、書物に残された時期のお話と口伝で伝わっている本当のお話とが、違っていてもなんら不思議はないのではないでしょうか? さて、うらしま太郎のお話というと、いじめられていた亀を助けて、使いの亀に竜宮城に連れて行ってもらいます。 そして、そこで3年過ごして、地上に戻ってくると、地上では、300年たっていました。 乙姫様が、竜宮城を出る際に手渡された玉手箱をあけると、おじいさんになってしまったという話です。 1.うらしま太郎は、長い夢を見ていた。 子供にいじめられている亀を助けようと、子供に注意しに行ったとき子供が振り回した木の棒で頭を殴られ気絶してしまった。 その後、うらしま太郎は50年以上目覚めることはなかったが、夢の中で玉手箱を開けたところで目が覚めてしまった。というはなし。 300年というのはあとから大げさになってしまったが実際50年以上寝ていたらそれぐらいの錯覚をしたのかもしれません。 しかし、当時の医学では、点滴などもないわけですから、50年もの間寝続ける事ができるとは思えないですね。 50年以上記憶をなくして別の人間として生活をしていて、おじいさんになった時に急に記憶を取り戻した。 というほうがありえるのかもしれません。 2.うらしま太郎は、宇宙船(UFO)に乗る 亀というのは実はUFOの事で、当時亀の形をした乗り物を乗り物だと想像できる訳がありません。 何らかの理由で、砂浜に着陸したUFOは、子供たちがなんだかわからず興味津々で棒をつついていた。 そこで、うらしま太郎が、子供たちに大きな声をかけるとびっくりして逃げていった。 出るに出れなかった、UFOの中にいた宇宙人は、近づいてきたうらしま太郎をUFOに乗せて宇宙に連れて行った。 火星人がタコというのは冗談でも、宇宙人のかっこを見てうらしま太郎が、人間ではない別の生命体(宇宙人)を見て海の生き物、そして暗い宇宙を見て海の中と思い込む事は不思議ではなかったでしょう。 しかも、光速よりも早い速度で飛ぶ宇宙船の中での3年間が地球上の300年たっていたというお話もつじつまが合います。 そして、玉手箱というより、宇宙船からおりたうらしま太郎の身に何が起きたかというと、300年経っていた事以上に無重力の空間に3年間いたわけですから、地球上の重力でまともに歩く事もできなかったはずです。 これが、おじいさんになったという表現だったのではないでしょうか 御伽草子では、この後の話も書かれています。 乙姫様は、不憫に思ったうらしま太郎に亀になって迎えに行く、そしてうらしま太郎が鶴になるというお話です。 これは、宇宙人乙姫が、UFOにのってうらしま太郎を迎えに行って、うらしま太郎が空に飛んでいくところを見た人が鶴になった語ったとも取れます。 3.そのほかにも、竜宮城は、琉球だったのでは等いろいろな想像はできますね。 漫画家や小説家のようにフィクションを作るのって、結構大変です。 しかも口伝でそういう話が出来たとしたら天才です。 実際にあった話や、夢で見た話を大げさにしたり、少し作って語ったというのが自然です。 そう考えると、昔話や、神話、伝説等のお話は、本当にあった話が多く元になっているのではという見方も面白いですね。 今まで何気なく読んでいた昔話が、ちょっと怖くなったり、驚いたりするのもいいかもしれません。 次回の昔話は何にしようかな(笑) PR |
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